砲弾型LED

砲弾型LEDとはどんなものか

砲弾型LEDとは、その名前の通り光源部分が砲弾のような形状をとったLEDです。スルーホール実装型や縦型、リードフレーム型、丸型などと呼ばれることもあります。特徴として、全体を保護する砲弾状に成形された封止樹脂がレンズとしての役割も兼ねており、それによって前方の特定角度に対して特に明るく照射するようになっています。

砲弾型LEDが使用されている実例

砲弾型LEDはその特徴もあって、主にはイルミネーションの装飾として、あるいは鉄道や道路などの信号機や道路情報板、ガソリンスタンドの価格看板に利用されるなど、さまざまなシーンで活用されています。

選ばれる3つの理由

1.他社にはないバリエーション豊富な砲弾型LED

トリコンは全国的にも数少ない砲弾型LEDの専業メーカーです。それゆえにバリエーション豊富な砲弾型LEDを製造しています。
パステルカラーの砲弾型LEDや半面照射の砲弾型LED、眩しさを軽減した砲弾型LEDなど、さまざまなシチュエーションに対応できるだけの種類(2,000～3,000種)をご用意することができます。また、砲弾型赤外線LEDもさまざまな波長のものを製造することが可能です。

2.オーダーメイドで砲弾型LEDを製造可能

かつてはメーカー各社にて製造されてきた砲弾型LEDですが、時代の移り変わりとともに生産が中止され、特にパイロットランプや表示器用のLED、あるいはセラミックタイプやキャンタイプのLEDは、その入手がかなり困難となってきました。そんな入手困難なLEDを、トリコンではほぼ同規格で再現製造するといったオーダーメイド注文に対応しています。もちろん小ロット(最低1,000個から。それ以下の場合は応相談)製造が可能です。

3.長年にわたる開発・製造実績を支える研究開発

トリコンは砲弾型LEDの専業メーカーとして、長年にわたって開発・製造を行ってきました。そうした背景があるからこそ砲弾型LEDの研究開発に余念がありません。
表面実装型(チップ型)LEDが主流となってきましたが、今もなお砲弾型LEDでしか解決できないこともたくさんあります。そうした需要に応えるため、そして砲弾型LEDでなければならない製品やどうしても砲弾型LEDを使いたいという人々のため、より素晴らしい砲弾型LEDを実現すべく、日夜アイデアを出し続け、研究を進めています。

研究開発から生まれた新たな砲弾型LED

ロービームLED

従来の砲弾型LEDは水平方向に光が伸びますが、トリコンが研究を重ね開発したロービームLEDは、封止樹脂を特殊形状に加工し、LEDの光を内部で反射させることで下方向へ光が伸びていくという製品です。道路などで見かける情報表示板は、距離が近づいていくと光を視認できなくなる消失点、いわば光の死角がありますが、ロービームLEDに置き換えることで、その消失点の位置をより表示板に近づけることが可能になるのです。

ハーフサイドLED

トリコンの研究によって生まれた、パステルカラーLEDが「ハーフサイドLED」です。
アイスブルー、ライム、レモンイエロー、アザレア、パープル、ピンク、チェリーホワイトなど30色に及ぶカラーバリエーションを展開しています。

マイルドグレアLED

業界初の眩しくないLED。それが「マイルドグレアLED」です。従来の砲弾型LEDは輝度が高く眩しすぎることから、屋内での常時点灯には不向きでした。
トリコンの研究により、あえて輝度を落とした屋内のイルミネーションに利用しやすい砲弾型LEDの開発に成功しました。